〇中岡慎太郎の遺品
:裃・茶碗・硯箱
〇幕末志士の遺墨類
:土佐勤王党員、薩長土肥、公家の書状や書画など
〇幕末維新史関係資料
:幕末維新期の動向をあらわす錦絵、瓦版、記録類、武器類など
〇陸援隊士関係資料
:岡田鎓助、松林織之助の明治時代の活動を記録した文書類
※松林織之助資料は寄託資料
〇北川村の古文書類
:利岡家文書(北川村野友地区の庄屋文書)
→慎太郎の結納目録・婚礼書控、幕末の情報記録を含む
松崎家文書(竹屋敷道番所役人の文書)など

中岡慎太郎裃
中岡慎太郎が着用した裃。
肩衣と袴のそれぞれに中岡家の家紋(綿の実)を白く染め抜いている。
肩幅70cm、身丈63cm、袴丈(背板含む)101cmの仕上がりとなっている。
本資料から、慎太郎の身長は、153cm前後であること推定される。

結納目録(利岡家文書)
中岡慎太郎と利岡兼との間で交わした結納の目録。
末広がりを意味する扇子、結納金、樽酒、尾頭付きの魚を結納品としたことが書かれている。

三条実美公履歴(全5巻のうち第5巻)
三条実美を顕彰する目的でつくられた冊子。
記述の大半は、幕末期で占められている。
写真は、元治元年(1864)、中岡慎太郎が、筑前藩士早川養敬の従僕に変装し、小倉にいる西郷隆盛に薩長和解の談判をしに向かう場面である。